美味しい田んぼ
「美味しい田んぼ」の 桐箱職人が作る「米入り米びつ」



お台場にある展示会場、東京ビッグサイトで行われる年間多くの展示会のなかでも有数の動員数を誇る見本市が「東京インターナショナル・ギフト・ショー(以下「ギフト・ショー」)」だ。

年間2回行われる同見本市は、出展社数5,000社以上、来場者数は約40万人。プロダクトを製作するあらゆる業界の人たちが集う巨大イベントになっている。

そんなギフト・ショーは、この9月に第1回開催から数えて40年目、回数80回の節目を迎える。2015年9月2日から4日までの3日間、全国から新しいプロダクトを求めてバイヤーが集まる。

そして、40年の歴史のなかで、最近では変化も起き始めた。広大な展示会場のなかでも「毎回新しい発見がある」と評判のエリアだ。

「ACTIVE CREATORS(アクティブ・クリエーターズ)」と題されたエリアがそのエリア。新進クリエイターが出展しやすいように、通常の小間よりも小さな区画が用意されている。今回のギフト・ショーでは、回を重ねるごとに「アクティブ・クリエーターズ」への問い合わせ、出展希望が増大していることから、規模を拡大して開催される。ここでしか見られないブランド、プロダクトとの出会いが出来る。

また、同会場には「日本の工芸を元気にする!」をテーマにした中川政七商店(奈良県奈良市)が参加することになった。数々のブランドをコンサルティングする中川政七商店の目にかなった日本のきらりと光るものたちが集まる、同社が主催する「大日本市」が同時開催される。


そんなアクティブ・クリエーターズで、和風通信が注目する4つのブランドは…



ひいらぎ
ひいらぎの念珠



■ひいらぎ(株式会社ペンネンノルデ 東京都文京区)


片手念珠を中心としたブランドで、2013年、京都の老舗念珠店や糸の加工所の協力を得てスタート。企画展・常設、雑誌社との別注品を手がけている。2015年からは念珠オーダー会を開始し、三越伊勢丹、中川政七商店などで実施している。
都内に実店舗を出店する予定もある。

新発売の朱印帖は、寺用と神社用を使い分ける方のためにボダイジュ柄とサカキ柄がある。活版印刷のニュアンスが感じられる朱印帖だという。

和紙ブランド「SIWA」とコラボした朱印帖袋は、繰り返しの使用に耐えうる紙で仕立てている。
今回は朱印帖・朱印帖袋をメインに出展する。

ひいらぎ
ブース番号「会026」







まごいかせんべい
「まごいかせんべい」


■すが田(有限会社すがた 岩手県宮古市)

三陸の海でとれたスルメイカを、独自の製法でせんべいにしたのが、すが田の「いかせんべい」だ。

130年以上の歴史がある商品で、震災の影響を受けても約2か月後の2011年5月13日には営業を再開したという粘りのブランド。

今回の展示会では、リドルデザインバンク(東京都千代田区)と協力し、パッケージを一新している。いかとせんべいというコラボの三陸銘菓が、クリエーターの力でどう変化しているだろうか。


すが田
ブース番号「会054」





和紙田大学
https://www.facebook.com/washihozai



■和紙田大学(株式会社オオウエ 大阪府大阪市)

大阪の和紙問屋の株式会社オオウエは、1948年に創業。和紙の素材や用途開発を全国のメーカーと共に行ってきた。

オオウエは「和紙のお仕立て」を標榜している。おすすめ和紙、お勧め加工、製品化の手伝い、和紙そのものの開発、など和紙製品全体についてのビジネスに応じる。世界遺産に登録された和紙も、用途が無ければその良さが生きない、として意義を伝える活動をしている。

「和紙田大学」は、「ゆるディッショナル(トラディッショナル×ゆるさ)」をコンセプトに、丁寧に作られた伝統素材を、わかりやすく表現することに注力している。

写真は、チップや心づけに半笑いを添えるという「コレッポチ」(全47柄)というプロダクト。愛媛の機械抄き和紙に、活版印刷を施しているそうだ。

そのほかオオウエからは日常の何気ないシーンに和紙を取り入れてほしいという思いで作るブランド「off」が新商品の「和紙メガネ拭き」を展開する。

また、「Japan paper journey」というブランドからは、全国9産地の紙漉き場を訪れ、その紙を作る人たちに焦点を当てた手紙のブランドだという。3つのブランドを通して、和紙の魅力が楽しめそうだ。


和紙田大学
off 
Japan paper journey
ブース番号「会024-025」





美味しい田んぼ


■美味しい田んぼ(A-Systems株式会社 山形県山形市)

おいしい米のためのグッズ、精米した米を桐箱に入れて宅配「お洒落米びつ」や、年配夫婦のひとこと「茶碗洗う時、よく割っちゃって。夫婦茶碗だとがっかりするの。」から生まれた、割れにくく軽い「木のご飯茶碗」などオリジナル商品を企画。

「おいしい・おしゃれ・おもしろい」をキーワードに、地方と都心部の暮らしを、食と日本の伝統的な技術を受け継ぐ商品を通してコミュニケーションしている。


美味しい田んぼ
http://oishiitanbo.jp/
ブース番号「会053」


和のプロダクトに注目してみたが、
他にも展示会出展初、というブランドも多数ある。

プロダクトにかかわる仕事なら日常業務全てのやりとりがギフトだとも言える。
あらたなクリエーターとの出会いに期待出来る展示会に注目だ。






第80回東京インターナショナル・ギフト・ショー

開催日時
2015年
9月2日(水) 13:00~20:00 
9月3日(木) 10:00~20:00
9月4日(金) 10:00~18:00

会場
東京ビッグサイト会議棟1階 レセプションホール
ACTIVE CREATORS HALL
〒135-0063
東京都江東区有明3-11-1





ウェブサイト
http://www.giftshow.co.jp/tigs/80tigsinvitation/adcf.htm






■関連書籍

ウィーントラベルブック
塚本 太朗
東京地図出版
2009-04


アクティブ・クリエーターズ出展社のプロダクトから表現までを見極める「目利き」役を担っているのが著者である塚本太朗。
ドイツ雑貨店を営む顔をもつ著者が案内する、ちょっと変わったガイドブック。