岡田美術館
岡田美術館



箱根には20もの温泉街が集まる。そのなかのひとつ、小涌谷(こわくだに)温泉は、湯本駅から芦ノ湖に通じる国道一号線の半ばに位置する。
岡田美術館は2013年秋、小涌谷温泉に誕生した。


美術館は、明治時代に存在した欧米人向けのホテル「開化亭」の跡地(約6,300平方メートル)に建設された。この面積は日本の平均的なサッカー場ほどの広さだ。全5階の建物で、延べ床面積は約7,700平方メートル、展示面積は約5,000平方メートル。


広い会場に、実業家岡田和生が収集した、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品が展示されている。




 
岡田美術館





岡田美術館で9月から公開されている展覧会は「―琳派400年記念― 箱根で琳派 大公開 ~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~」というもの。

 
琳派(りんぱ)とは、桃山~江戸初期の頃、京都の本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)と俵屋宗達(たわらやそうたつ)が古典を翻案し、和歌の色紙・巻物などを作ったことから始まる芸術の流派のこと。美術家やその作品を指すこともある広い意味のある言葉だ。


琳派は時を経て尾形光琳(おがたこうりん)、大坂の中村芳中(なかむらほうちゅう)、江戸の酒井抱一(さかいほういつ)・鈴木其一(すずききいつ)らに継承され、発展していった。




岡田美術館
伊年印 扇面散図屏風 江戸時代初期 17世紀




今年は、本阿弥光悦が洛北・鷹ヶ峯の地を徳川家康より拝領したという元和元年(1615)を起点に「琳派400年」がうたわれている。


「―琳派400年記念― 箱根で琳派 大公開 ~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~」は、この400年という年に岡田美術館の琳派の全貌を2期に分け展示するもの。


岡田美術館は10数年前、尾形光琳筆「雪松群禽図屏風」と出会った名誉館長・岡田和生によって設立が構想された。蒐集でも琳派に力が注がれてきたこともあり、70件に上るその作品群は、「岡田美術館の原点」としてコレクションの中核をなしている。


今回の企画では、約80件の作品が楽しめる。


そんな企画展を、着物や和雑貨の世界に新しい風を送り込んでいる和のブランド「WAGU」http://www.wagu.jp のクリエイティブ・ディレクター 久山美樹が訪れた。


WAGUは、「和を具える。和を愛でる。」をテーマに、セレクトされた和のプロダクツ、オリジナル浴衣ブランド「KAGUWA」などを展開する。


KAGUWAブランドのプロダクツは実店舗にも展開されていて、オンラインでは「WAGU select」http://wagu.shop-pro.jp というセレクトショップで入手出来る。



岡田美術館




久山が岡田美術館を訪れると、まず目に入ったのは岡田美術館のアイコンとも言える「風・刻(かぜ・とき)」(福井江太郎)。天地12m×左右30mの壁画だ。




岡田美術館




「どうやって描いたんですかね…」とその大きさに圧倒されながら久山が座る場所には、足湯が用意されている。




岡田美術館



岡田美術館は小涌谷温泉に敷地があることから、敷地内に温泉がある。源泉の足湯が楽しめるのだ。足湯を楽しんで、小学校のプールをたてかけたような大きさがある壁画を眺めていると、スタッフが飲み物のオーダーを取りに来て、足湯に使うタオルの案内をする。


静かな小涌谷温泉に響く鳥のさえずりを聞き、リゾート気分を味わいながら「―琳派400年記念― 箱根で琳派 大公開 ~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~」への期待が高まる。



この後、美術館専属ショコラティエも登場する続編へ…

岡田美術館の琳派を味わいつくすには 〜和ブランド「WAGU」久山美樹が見てみると
http://wafutsushin.com/news/2015/10/2/okadamuseum2



「―琳派400年記念― 箱根で琳派 大公開 ~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~」
岡田美術館

■住所
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493

■会期
第一部(京都編):2015年9月5日(土)~2015年12月15日(火)
第二部(江戸・大坂編):2015年12月19日(土)~2016年4月3日(日)

■開館時間
午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)

■休館日
2015年12月16日(水)、17(木)、18(金)、31(木)
2016年1月1日(金)


■入館料
一般・大学生 2,800円
小中高生 1,800円
団体割引(10名以上)あり
障害者手帳持参者
(1)本人のみの場合1,800円
(2)介護者ありの場合、本人は通常料金、付添者は無料 

美術館利用者は、駐車場・足湯入湯料無料
庭園・足湯のみ利用者は、1時間駐車場無料(以降1時間につき500円)
庭園料:300円
足湯入湯料:500円

駐車台数80台、うち身障者用駐車台数2台

■岡田美術館ウェブサイト
http://www.okada-museum.com