家飲みを極める

 

「家飲みなら刺身には醤油ではなく塩を」! 枝豆のほか、オニオンスライス、ポテトサラダなど計11品を、 酒との相性から徹底検証。理想の「家飲み」のあり方を模索した「家飲みを極める」がNHK出版から発売された(税込842円。 2016年5月10日発売)。

 

家飲みを極める

ふわとろのだし巻き玉子

 

枝豆や刺身などの定番つまみは、説明するまでもないほど簡単につくれると思いがち。だがシンプルだからこそ、奥が深いのがつまみの世界。例えば、枝豆は水からゆでるのか、沸騰した湯に入れてゆでるのか。 塩はどれくらい、どんなタイミングで入れればいいか。ゆで上がりは冷ますべきか、冷ますなら何度まで冷ませばいいのか。考えなければならないことがたくさんある。

同書では、これらの疑問をひとつひとつキッチンでの実験で体当たり検証をした。著者の試行錯誤をドキュメントし、たどり着いた究極のレシピを収載している。

 

家飲みを極める

だしまで飲めるホウレン草のお浸し

 

同書の著者は独特なキャリアを持っている。著者は1969年生まれの土屋敦(つちや・あつし)で、料理研究家、ライター。慶應義塾大学経済学部を卒業後、出版社で週刊誌編集ののち「寿退社」した。京都での「主夫生活」を経て中米各国に滞在。その後佐渡島で半農生活を送り、現在は山梨で畑仕事をしながら執筆活動を行っているというのだ。著書に「男のパスタ道」「男のハンバーグ道」(ともに日経プレミアシリーズ)、 「このレシピがすごい!」(扶桑社新書)などがある。

男のパスタ道 (日経プレミアシリーズ)
土屋 敦
日本経済新聞出版社
2014-06-10

男のハンバーグ道 (日経プレミアシリーズ)
土屋 敦
日本経済新聞出版社
2015-06-09


 

著者は酒との相性を追求し、実験、試食、検証を重ねた結果、常識を覆す結論に至る場合も多々あった。そのひとつが「刺身に醤油をつけてはいけない」というもの。「刺身には醤油」とつい考えてしまうが、魚の種類や育て方によっては、塩と薬味のみで味わった方が、酒の味をじゃましないという。

ほかにも「枝豆にはビールではなく日本酒を合わせる」「焼きおにぎりは定番の醤油ダレではなく、 味噌ダレ」など、思い込みを覆す内容が盛りだくさん。

 

さらに、日本酒に一番合う刺激臭を求めて、オニオンスライスを3日間水にさらしたり、刺身を1ミリ単位で切り分けて味の違いを比べたり。エッセイストとしても活躍する著者のユーモアあふれる文章は「こうするとどうなるんだろう?」という素朴な疑問に正面からこたえ、ウンチクを加えて、読者の好奇心を満たす。

 


目次

第1夜   枝豆に日本酒の衝撃
第2夜   なぜ刺身には塩なのか
第3夜   危険なつまみ、 揚げジャガ
第4夜   オニオンスライスを突き詰める
第5夜   「猪口休め」としてのお浸し
第6夜   だし巻き玉子の概念を変える
第7夜   飲みの「流れ」に乗るポテトサラダ
第8夜   酒が進みすぎる豚肉の味噌漬け
第9夜   家で揚げ出し豆腐という悦び
第10夜  焼きおにぎりは味噌ダレに限る
第11夜  締めはあえて味噌汁

 

 

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