古賀絵里子
展示に合わせて在廊していた古賀と夫、そして長女の音寧(会場にて)

 

写真家・古賀絵里子の新作展が開かれている。

エモン・フォトギャラリー(東京都港区)で、2016年10月21日から11月26日まで、写真家・古賀絵里子の新作展「Tryadhvan」(トリャドヴァン)が開催されている。

古賀は福岡市出身で、上智大学文学部フランス文学科を卒業後、フリーランスの写真家として活動している。僧侶である夫との出会い後、京都で生活をして作品を制作している。

和風通信でも過去紹介した記事があり、このときは高野山をテーマとした写真集の発刊についてのもの。

 

古賀絵里子、開創1200年 高野山の写真集発売(2015年4月2日掲載)
http://wafutsushin.com/news/2015/03/11/kogaeriko.html

 

古賀は今回の「Tryadhvan」(トリャドヴァン)作品にて、2015年の京都国際写真祭サテライト「KG+AWARD」でグランプリを受賞。同作品は京都国際写真祭KYOTIGRAPHIE2016のオフィシャルプログラムとしてプロデュースされた。京都の長江家住宅で行われたエキシビションを東京で再現する企画がエモン・フォトギャラリーで開催されているのだ。赤々舎出版の新作写真集「TRYADHVAN」6.480円(税込)も同時発売されている。

 

古賀絵里子
「Tryadhvan」より

 

古賀絵里子
古賀の夫が長女のために作曲し演奏している曲が流れる

 

「Tryadhvan」(トリャドヴァン)は、2015年から16年にかけて自身が宿した新たな生命を軸に家族との繋がりを写した最新作。サンスクリット語の仏教用語で、過去世・現在世・未来世を指す《三世(さんぜ)》を表し、途切れることなく因果によって結ばれるものごと、その教えをコンセプトにしている。

あらたな人生を共にする僧侶・夫との出会い、そしてほどなく授る子、また寺に起こった心に映る数々のシーンを、古賀は抑制を利かせた眼差しで次々と記録している。

 

古賀絵里子

 

京都比叡山を臨む寺院特有の空気、そして夫婦の絆や母としての横顔。日記を綴るように撮影された写真はモノクロームの渾身作だ。

写真構成は、フランス国立造形芸術センターのキュレーター、パスカル・ボースが務め、京都国際写真祭KYOTOGRAPHIEの協力によって実現されている。

 

和風通信で古賀に今回の作品についてたずねてみた。

 

「生」という印象がとても強い展示だ。いっぽうで昔の風景の写真も同居している。会場で感じてほしい想いなどは?

また、京都に活動を移してすぐの京都での受賞となる。高野山のときもそうであったように、活動拠点の人々の文化にとけこみつつも古賀絵里子の世界を提示する魅力がとても高いと感じる。これから写真を初めてみようかな、という和風通信読者にメッセージは?

 

古賀 今回は私自身の妊娠、出産というどこにも行く事が難しい状況下で、自分の内面や日々の暮らしを見つめ撮影した作品です。ここから何処かへ行かなくても、身の回りにも撮るべきものは潜んでいる事を学びました。

 

古賀絵里子「Tryadhvan」写真展

2016年10月21日(金)〜11月26日(土)

東京都港区南麻布5-11-12 togo Bldg.,B1

エモン・フォトギャラリー

http://www.emoninc.com/

月曜〜金曜 11:00~19:00 / 土曜 11:00~18:00 / 日曜・祝日 休み

 

 

その他の古賀の作品(amazon.co.jpより)

 

一山
古賀絵里子
赤々舎
2015-03-18

 

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